昨年のアルバムリリースも好評で記憶に新しいPALBERTAのメンバーLILY KONIGSBERGのソロ作。
髪をバッサリ切って赤く染め上げた頭とシャツのコントラストを利かせたジャケット(よく見ると不思議なコラージュ)は近年のフィメールSSW顔ジャケ流れを少し組みつつ捻じ曲げる感じがバックグラウンドを感じさせる。
つい最近同バンドメンバーNina Ryserのソロ作も素晴らしかったが、なるほどそれとこれがあってのPALBERTAなのだと少々頷かされつつ流石のクリエイティブ(遊び心)さが光り、酸いも甘いも感じられるベッドルーム・ポップが優しく心を支配する。
そんな誰かにとっては青天の霹靂となりうる全17曲。