LILZAM
“The Walk” (CD)
¥1,650 (税込)
在庫あり
LILZAMが「歩く」先には何があるのか
100枚限定の前作「Cooking tapeVol.1」を完売したLILZAMが遂にビートアルバムを発売。
幅広いジャンルからのサンプリングセンスを武器にLILZAMの新しい世界がいま開かれる。
ーコメントー
間違いなくHIPHOPではあるのだけど、所謂トレースされただけの物とは明らかに違う。日本人のHIPHOPと言えば伝わるだろうか。
通して聴いて、LILZAMが音楽に何を求めているのかが最後のトラックで垣間見えた気がした。それはとても繊細で優しく、時に傷つきながらも喜びに満ちた未来を祝福する讃歌の様だ。
HAIIRO DE ROSSI(forte)
LILZAMのNEWアルバム「The Walk」を聴いた。
1曲目の「intro」が流れたときに少しの違和感を感じた。
その違和感は曲が進むたびに大きくなり、5、6曲目くらいでその違和感の原因がわかった。
”サンプリングをチョップしてない・・・”
LILZAMのビートの特徴ともいえる、あのチョップの美学が消えている。
まるで侍のように切って切って切りまくっていた”LILZAM色”がない。
そして7曲目の「PUNK」が流れたとき、僕は「違う人のアルバムを聴いているのか?」と思った。
流れてきたのは荒々しいエレキギターのリフだったから。
その後もチョップのないループのサンプリングが流れる。
その分、ベースやドラムに耳がいく。
ベースラインやドラムパターンはとても丁寧に、そして芯のあるしっかりとした心地よい低音を響かせている。
僕は気づいた。
「LILZAMは本物の侍になろうとしている」
刀には頼らず、心で斬りにかかっている。
シンプルで極上の2小節のサンプル
それを支える低音
LoFi感が少なめな音質
最終曲の「END」を聴きながら僕は確信した。
これは変化ではなく「進化」だ。
進化に向かって歩き出している。
LILZAMは前アルバムの成功をいともたやすく捨て去り、新しい制作法のビートで戦いに挑んできた。
LILZAMの戦いが新しい扉を開けるものなのか、はたまた玉砕覚悟の狂気の沙汰なのか、ぜひ皆さんが判断してほしい。
ONE VINYL BEATS
代表 Silly BOY
■LILZAM
1995年熊本県産まれ 福岡県在住のビートメーカー。18歳の時に地元熊本のHiphopに出会い自身がLGBTQ である事を公言している。 2021年 1stアルバム『NEXT』100枚限定リリース。2022年「Cooking tape Vol.1 」Mix CD 100枚限定リリース。「NEXT」「Cooking tape Vol.1」共に完売。
Spotify公式プレイリスト +81 Connect:J-Hiphopの「今」と「その先」に『冥府魔道』チャートイン
01,Intro
02,Super Forme
03,Castle in the Sky
04,Quiet
05,Rose
06,Break
07,PUNK
08,Check it out
09,Rhythm
10,160
11,Miracle
12,Your Love
13.END