UKジャズつまりコルトレーンジャズの色濃い継承とアフロビートとの邂逅型の中心人物と言っても
過言ではない、そう彼が今もっともヒップなドラマーMoses Boyd。
2016年Boiler Roomによってアフロビートの知識、ビート、テクニックを共有するために
アフロビートレジェンドTony Allenと対談形式でセッション
をしたのが彼であり正に継承者。
そして彼を中心に集まったのがこのMoses Boyd Exodus。
曲もビートもＵＫアンダーグラウンドミュージックを内包したアプローチも
素晴らしいそしてメンバーも完璧な仕事、Theon Crossのチューバは特にこのアルバムの要であり
全体の雰囲気を醸し出しています。
一曲目と最後の曲はKevin Haynesのボーカルによってアフロ(人類)と宇宙を繋ぐ
祈りのような曲となっているのもグっときます。
とにかく聴いてみてほしい1枚。

2020年4月30日トニー・アレンはこの世を旅立たれました。
引き継いだ、ということを考えるとさらに泣けてきますね。合掌。