シカゴで生まれ育ったSSWターシャによる2ndアルバムが前作に引き続きFather/Daughter Recordsよりリリース。
この時期にリリースというのも必然的な「アルバムが終わるにつれ太陽が沈むような、あるいは1年が終わるような感覚を生む」という解説は言い得て妙。
一見、トレンド的なご本人どアップ自信満々顔ジャケと思いきや、どこか物寂しさや儚さ、同時に優しさや抱擁感をも感じる表情はまさにサウンドそのものであり今作様々な身近に感じる心のパラドックスや自分自身との距離感をピュアに描き出すことで”成長と変化”を表現している。
太陽が沈んではまた昇るように1年も終わればまた始まる。時折り悲観に感じれるようなこともあるかもしれないが、このアルバムを聴けばスタートとゴールが同じだという”優しさ”に気付くことが出来るかもしれない美しくソウルフルなインディー・フォーク/ロック、全10曲。