ニューヨークを拠点に活動するインストゥルメンタル・ファンク・バンドのニューフィジカルは、バンド最初期2016年にリリースされた2枚のEPをコンパイルしたファン泣かせ。というのも、Death Waltzは初のフィジカル化、当時Ramble RecordsよりリリースされたカセットNight Walkerもどうやったって入手不可ということで、普通だと40年かけて起きるようなアクションがこの10年以内に実現されるというところが現代ならであり、つまり世界中の多くのリスナーが熱心にこのバンド聴いているという事が分かる。
とは言ったものの内容を聴くと、Ohいったいこれはどうして嗚呼なるほど….というように蛇口から出るよ出るよとレア・グルーヴ・スプラッシュ。
サイケもラテンもディープにソウルにファンク調理し時折り魅せるスパニッシュ・ボーカルが鮮やかに染め上げる、ドの付く色気をもって高貴さすら感じる圧倒的存在感。
そりゃ改めてフィジカル化しますわ、全15曲。

(IndieExclusive) (Opaque Red Vinyl)