ブルックリンのインディー・ポップ・デュオ3枚目のアルバムがナシュヴィルの歴史的なスタジオRCAスタジオAとイーストウェストスタジオにて録音され同郷Mom+Popよリリース。
熟練されたコーラスワークで脚光を浴びてきた二人の物語が新たな魔法を手に入れたとでも言うべきか、美しいネオンヘイズと二人の長い金色の髪が特徴的なジャケットはダンスフロアと少しばかりのハートブレイクを感じさせるがその通り。
80s’なディスコとシンセ・ポップを織り交ぜた楽曲がタイムマシンのように機能し、二人のコーラスによって没入とノスタルジア、そしてヴィンテージもモダンも結局は私たちの記憶でしかないというような音楽が人にもたらすパワーと愛しさ、シンプルな音楽の魅力が詰め込まれた、誰かにとっては間違いなく宝物になる作品。
老若男女問わず今ストレンジャーシングスのような映画が観られているように、こちらも是非聴いてほしい、全11曲。

(Pink Vinyl)