ケンタッキー州マリー出身のシンガー・ソング・ライター、S.G. GOODMANの2020年作デビューアルバム。
冒頭のfenderアンプのヴィヴラートとリバーブをふんだんに効かせたであろうギターサウンドから始まり、全編を通して聴かせる印象的なギターサウンドがとにかく素晴らしく、そこに伸びのあるトランスペアレントなボーカルが相俟った、サウンドデザインがパーフェクトな作品。南部の素朴な片田舎での暮らしを思わせるフィーリングこそアメリカ合衆国の文化の多様性の真髄だと感じることができる。